こんにちは
これまで自分が実際にやったこと、やってはいないけど良いなと思ったアトピーを悪化させない方法をご紹介します。
1.アトピーを悪化させない方法
2.おさまった症状を維持する方法
3.私の経験談
大きく3つに区切って紹介させていただきます。
1.アトピーを悪化させない方法
①皮膚科に行ってステロイド塗布薬を処方してもらい患部に塗る
当たり前のことを書きますが、対処療法としてはこれが一番効果的です。誰もが最初に思いつく方法だと思います。私はお勧めしません。学校で恥ずかしいとか職場で仕事にならないとか支障が出ている場合はしょうがないと思います。"脱ステロイド"というキーワードで調べてもらうとわかると思いますが、ステロイドを塗ることで塗らなくなってからもっとヒドイ目に合う場合がありますので理解した上での使用をお勧めします。人によってはステロイドが効かない場合も聞いたことがあります。
②皮膚へ接触するもの(服、寝具、シャンプーなど)をなるべく刺激のないものにする。
アトピーは内部からかゆくなるときと、外部からの刺激でかゆくなるときの2種類あります。この場合、外部からの刺激でかゆくなる場合の対処方法です。内部からかゆくなるときの対処方法は2で後述します。
服:私の場合、肩回りから首にかけて症状がありますので服は綿100%ですべすべしたものを着るようにしています。ほとんど無印良品で買っています。起毛などは着ることができません。首回りを温めすぎるとそれだけでかゆくなりますので首回りに余裕のあるものを着ています。
シャンプー、ボディーソープ、髭剃り:スピカココの全身シャンプーを使っています。今までいろいろなものを使いましたがこれが自分カラダに合っていました。カラダの状態によってかゆくなる場合がありましたが、これはどんな状態でもかゆくなったことはありません。成分はしっかりご確認ください。タモリさんのように風呂に数十分入ってお湯洗いのみで洗剤を使わないという選択肢もあります。
洗濯機用の洗剤:co-opのセフターeを使っています。しかも粉洗剤のみです。一度液体に変えてえらい目にあってから使っていません(全身に銭状の湿疹が数か月できました)。セフターe以外を使うと皮膚が荒れた経験があり、私の母親がいろいろ試して見つけて以来数十年同じセフターeを使用しています。洗剤が原因でかゆくなっているかもしれませんので見直してもいいかもしれません。
寝具:敷布団、掛け布団は何でもいいと思いますが、皮膚にあたるところだけは注意しています。一年ほど前からパシーマのパットシーツというものに変えてから寝具で悩まなくなりました。ニトリや無印の綿100%の肌にやさしそうなものなどいろいろ試してもかゆくて寝られない場合が多々ありました。パシーマに変えてからはよっぽどでない限り快眠できています。息子が別の布団で寝て、しばらくすると勝手に私の布団で寝始めるくらい肌触り抜群です。8,600円と高いですが...
それとまくらを使うのも数年前からやめました。常識的にいるものだと思って無理やり使い続けていましたが、どうしても首がかゆいときはまくらを使うのを止めていましたがそれ以降一切使っていません。私の家族は誰もまくらを使っていません。そのおかげもあってか寝違えや肩こりなど朝起きて悩むこともなくなりました。パシーマを知らなかった数年前の夏は、床にヨガマットを敷いてパンツ一丁で寝ていました。冬はその状態で石油ストーブを寝ている間点けていました。一番皮膚への刺激が少ないと考え、そこにたどり着きました。パシーマのおかげでだいぶ寝方が正常になりました。
③かかない
”そんなことわかってるよ”と思いますが真実です。手のひらを返してやさしく掻く、タオルでやさしく掻く、つねる、冷やす、温める、ドライヤーをあてる、叩く、意味もなく水を飲んでみるなど掻く以外にかゆみをしのぐ方法は結構あります。掻き癖と言われるように無意識に掻いてしまうことが以外とあります。自分が掻いているとき、周りの人に"かゆいの?"と言われ、"わかりきったことを聞かないで"と思ってしまうところを一旦冷静に考えて"確かに本当にかゆいのかなぁ?"と確認してみると20%くらいは無意識かなと思って掻いていたと感じています。ふとしたきっかけを大事にできるかできないかで人生のどれくらいの時間を掻く時間に費やすか結構変わります。
東条百合子さんの自然療法の本によれば大根を患部にこすれば症状が和らぐと書いてありました。私は生の大根アレルギーですので試したことはありませんが、人によっては効果があると思います。
④汗をかくほど運動するor足を温める
かゆみに逆行するかもしれませんが、実際に汗をかくまで運動すると汗をかく瞬間は確かにより一層かゆくなりますが、その後はかゆくなくなります。体からの排出をかゆみから汗に変えることで出し切ってくれ、かゆみが治まるのではと思っています。
足を温めるのも"頭寒足熱"という四文字熟語にも表現されているとおり、足を温めることは総じて健康になり、かゆみも軽減されます。昔、テレビで芸能人が足湯に入っていたのを見て"何の意味があるの"と思っていましたが、何冊かの本に足湯器を勧めることが書いてありましたので当たっていると思います。
上記②、③、④を続ければ結構症状は和らぐかなと思います。
2.おさまった症状を維持する方法
①断食(ファスティング)してみる
体質で向き不向きがあると思いますので半日断食くらいから始めてもいいかもしれません。断食の目的は腸を休ませる、宿便を出し切ることです。内部からのかゆみの原因のほとんどは腸が疲れていたり、食生活の乱れによる消化不良で腸が炎症を起こすことです。腸の異常を外に出すために皮膚からかゆみとして出ています。数日飲み物のみの断食をすれば完全に腸が休まり、宿便も出てかゆみがかなり軽減されるはずです。私は風邪で熱が出るとかならず2,3日食欲がなくなり自然と断食状態になります。その間、かゆみがうそのように引いていきます。私は断食が体質に合っているのか断食後は回復食とか気にせずいきなりハンバーグを食べたりなどの暴飲をします(身体に良くないと理解しつつ、かゆみのない無敵モードで気分が高揚してしまいます)。理想は回復食を食べて次の②に移行できれば最高だと思います。
②食生活を見直す(和食中心、粗食、少食)
"まごわやさしい"という言葉をご存知でしょうか。
ま = 豆
ご = ごま
わ = わかめ (海藻)
や = 野菜
さ = 魚
し = しいたけ (きのこ)
です。日本人のカラダに合った日本で採れる食材で構成されています。肉、砂糖、油、添加物を避けると言い換えてもいいかもしれません。できる範囲で食生活を見直すことをおすすめします。私はただでさえ広範囲な食物アレルギーがあったのでかなりの抵抗がありました。ですが家族の絶大なる協力により、お菓子の量もだいぶ減りました。清涼飲料もほとんど飲まなくなりました。肉や油も質の良いものに変え、量も減っています。
③今、ストレスを感じているかよく考えてみる
精神的なストレスはアトピーにかなり影響します。今一度ストレスを感じているか考え、回避できるものは回避し、性格や考えを再考しちゃってもストレス軽減できるかもしれません。例えば筋トレしまくって言い合いではどうしても勝てない人に"この筋肉があればいつでも倒せるぞ"と思ってみたり、変なことをいう奴に"この人はどこかにネジを落としてきたのかな?"と精神的に回避してみてもいいかもしれません。私の感覚ではアトピーの人は弱音を吐く人が少ない印象があります。人に迷惑をかけない程度に弱音を吐きまくってかゆみを軽減するのもありだと思います。食生活の見直しでストレスを感じるくらいならやらない方がトータルで良いと思います。
④汗をかくくらい運動を継続して行う
アトピーの人は皮膚がぶっ壊れているのでとにかくそれを正常に戻すための運動はめちゃくちゃ大切だと思います。私は昔から汗をかけない体質でした。体温調節能力がないと言ってもいいかもしれません。運動するとただカラダが熱くなるだけでした。食生活を変え、ストレスを極力なくし、できる範囲での運動をすることでここ数年でようやく汗をかけるようになり、汗をかく気持ち悪さを感じています。汗をかいた瞬間は少しかゆいですが、その後はかならずかゆくなくなります。これを継続していけば代謝や体温調節能力が良くなり、カラダからの排出が皮膚へのかゆみから、汗をかくことに移行していくと思います。
3.自分の経験談
食生活の見直し > ストレスの軽減 >>> 運動 > かかない
上記の順で効果があると感じています。和菓子屋を継いでからアトピーがひどくなり、原因が和菓子の砂糖だったとか、大学生になってアトピーがひどくなり原因がファストフードの食べ過ぎだったとか原因は人によって千差万別です。ほとんどの原因を総括すると昔からの日本食から欧米の食生活に移行したことだと考えています。それぞれ頑張ることは大変です。しかも効果を感じるのは数年単位です。人によってはもっとかかるかもしれませんがいつかはよくなります。自分がやっていることを信じることも結構大事かもしれません。どなたかの参考になれば幸いです。