アトピー、アレルギー持ちの30代サラリーマンblog

生まれたときからアレルギーと向き合い、生まれた子供もアレルギーでした(父も祖父も喘息でした。)。連鎖を断ち切るべくアレルギーを飼い慣らし、豊かな人生を送るために日々勉強しています。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン読んでみた④治療の目標と治療方法、ステロイド外用薬

こんにちは。

先月、アトピー性皮膚炎ガイドライン2018の19ページまでの内容についてブログに書きました。

引き続きまして、20ページ以降について書きたいと思います。ちなみに全体で72ページあります。

23ページまでには、アトピー性皮膚炎を診断するための何枚かの問診表が書いてあります。

次の24ページからは『治療』についてです。

ガイドラインとしての治療の目標は、

 症状がないか、あっても軽微で、日常生活に支障がなく、薬もあまり必要としない状態に到達し、それを維持することである。

とのことです。やはりアトピーは根治できないの自分ででコントロール状態が良い状態だということです。

『治療方法』は、3つあり、

薬物療法
②皮膚の生理学的異常に対する外用療法・スキンケア
③原因の検索と対策

が基本とのことです。患者さんごとに症状の程度や背景などを勘案して適切に組み合わせるそうです。

次にそれぞれの治療方法の詳細が記載されています。

薬物療法
下記の5種類が紹介されています。

(1)抗炎症外用薬
(2)抗ヒスタミン剤
(3)シクリスポリ
(4)ステロイド内服薬
(5)漢方

メインは(1)の抗炎症外用薬で、ステロイドの塗り薬が有名です。一つずつ説明します。

(1)抗炎症外用薬
メインはステロイド外用薬とタクロリムス軟膏です。

ステロイド外用薬は 1952 年にハイドロコルチゾンが世界で初めて開発され,その後60 年以上アトピー性皮膚炎の薬物療法として使用されてきたそうです。

副腎皮質ホルモンの一つで炎症を抑える働きをします。

アトピーは免疫系が過剰反応するアレルギーの一種です。その過剰反応を抑えるために副腎皮質ホルモンを合成したステロイド軟膏をを塗ります。

アレルギー持ちは基本的に副腎機能が弱いです。
整体の先生に持病とか何も言っていないのに
『背中のここ硬いから、副腎機能だいぶ弱ってるね』と言われたことがあります。
医学的調査でもそのことは証明されています。

 もう一つのタクロリムス軟膏は、カルシニューリンという免疫系でシグナル伝達をするのに重要な役割を担っている酵素の働きを抑制する薬剤とのことです。

1999年にプロトピック軟膏 0.1% が、
2003年にプロトピック軟膏 0.03%小児用が
承認・発売されたそうです。
現在、75 カ国以上で販売されているようです。

これは自分は使ったことがありませんので効能はよくわかりませんが、ステロイドの次に即効性があるようです。

ここまでが24ページです。

ステロイド外用薬の詳細】
ステロイドの抗炎症作用の強さは5段階で区分されています。

ストロンゲスト(Ⅰ群)
ベリーストロング(Ⅱ群)
ストロング(Ⅲ群)
ミディアム(Ⅳ群)
ウィーク(Ⅴ群)

なっています。これらを患者さんの症状と経過で塗る量や頻度、強さを決めているようです。

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参考に表をつけます。

横文字だらけですので意味不明ですが、今使っていらっしゃる軟膏の表示と照らし合わせてみると、軟膏の強さがわかるはずです。

軟膏だけでなく、クリーム、ローション、テープ剤などもあるようで、症状に応じて使い分けるそうです。


次に留意点が何点かあるようです。

【塗る場所】
 軟膏の皮膚への吸収率が部位によっては違うようです。
前腕伸側を1 として
頬は 13.0
頭部は 3.5
頸部は 6.0
陰囊は 42.0 とのことです。

高い吸収率の部位は、局所的な副作用に注意が必要であるとのことです。

【突然やめるのは注意】
ステロイド外用薬を突然やめると症状が悪化する場合が報告されているようなので、やめるときは頻度を落としたり、強さランクを落としたりしないといけないようです。

体が薬の副腎皮質ホルモンに頼ってしまって副腎も休んでしまい、やめた途端、過剰反応してアトピーがぶり返すので注意です。

【症状がなくなってもちゃんとスキンケア】
炎症が治まって一見正常に見える皮膚も、微視的には炎症細胞が残っており、再燃しやすい状態にあるため普段のスキンケアが大事とのことです。


次が副作用についてです。

•強いランクだと副腎機能低下する。

•毛細血管拡張、ステロイドざ瘡、
ステロイド潮紅、多毛、
細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症の悪化
が局所的に一時的にあるらしい。

•目の周りに塗ると白内障緑内障のリスク上がる

です。

最後に誤解への対処です。

ステロイド外用薬に対する誤解から、必要以上の恐怖感、忌避が生まれ、患者さんが治療に積極的でないことから期待した治療効果が得られない例がしばしばあるそうです。

また不適切な使用により、効果を実感できないことでステロイド外用薬に対する不信感を抱く事もあるそうです。

なので時間をかけて説明し指導せよと書いてあります。そんなことより、原因一覧表を渡して探してみてと言われたほうがまだ良いですね。あくまでもステロイド外用薬は対処療法であることは強調してほしいです。

 内服ステロイド薬で報告されているようなステロイ
ドが効かなくなるというのが、ステロイド外用薬でも生じるかは懸案となっており、米国皮膚科学会のアトピー性皮膚炎ガイドラインには、専門家によりステロイド外用薬でも効かなくなる可能性が指摘されているものの、その根拠となる研究や論文はないと記載されているようです。儲けが減るからそんな研究をする団体には補助金が出ないのでしょうね。だから誰もできないし、やっててもガイドラインには載せないでしょうね。

今回はここまでにしたいと思います。ここまでで30ページが終わりました。次はタクロリムス詳細から再開します。

何はともあれ、確かにステロイド外用薬は楽で、大半の人は加齢で症状がなくなります。私はご多分にもれず、少数派で今でもアトピーが少しあります。

やはり、栄養•運動•睡眠のバランスをとってストレスなく過ごすのが最も効果的持続的な治療法でありますので小さなことでもトライしてみてはいかがでしょうか。

最近、『砂糖病』という本を読んで改めて砂糖やばいなと再認識しましたので、砂糖を立つことから始めてもいいかもしれません。(そうなるとコンビニにいけなくなるかもしれませんが.....)

どなたかの参考になれば幸いです。