アトピー、アレルギー持ちの30代サラリーマンblog

生まれたときからアレルギーと向き合い、生まれた子供もアレルギーでした(父も祖父も喘息でした。)。連鎖を断ち切るべくアレルギーを飼い慣らし、豊かな人生を送るために日々勉強しています。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018読んでみた⑧原因探しと対策

こんにちは。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018を読んで記事としてご紹介したいと思います。このガイドラインは全部で72ページあります。

今回は、37〜40ページの原因探しと対策を書いていきたいと思います。

【目次】
原因探しと対策
(1)非特異的刺激
(2)接触アレルギー
(3)食べ物
(4)吸入アレルゲン
(5)発汗
(6)細菌、真菌
(7)ストレス
(8)習慣的掻破

【詳細】
(1)非特異的刺激
日常にあるごくありふれた刺激のことです。
髪の毛が触れた、服が擦れた、汗かいた、掻いた、石鹸洗い残しあった等のことが原因になり得ます。

私は、短髪、爪は短く切って磨ぐ、服は綿100%で肌触りのイイヤツ、汗かいたらシャワー浴びる、石鹸は極力使わないなどの工夫をしています。できるだけ半袖半ズボンで、家の中では冬でもパンツ一丁です。

(2)接触アレルギー
塗り薬、化粧品、香料、金属、シャンプーやリンス、消毒薬などに触れて、アトピーが悪化することもあるそうです。

どんな治療しても効かなかったり、最近突然悪化したら、接触アレルギーを疑ったほうが良いそうです。まずはパッチテストで診断します。判断できたらその物質を避ければOKです。

私は、安いシャンプーを使うと痒くなるくらいで日用品ではそんなに苦労していません。

(3)食べ物
アトピーでも食べ物が原因の人もいるようです。
食べ物がアトピーの原因でない人は、それっぽい食べ物を除去して食事するのは、栄養が偏るだけなのでやめたほうが良いそうです。

詳細な病歴、皮膚テスト、血液検査や原因食物の除去の後に経口負荷試験を行い、それらの結果を参考にしてアトピーの原因なのかを判断します。
 
アレルギー検査で陽性が出ただけでは判断は難しいです。

2000年にアメリカで妊婦へのアレルゲン除去食を推奨しましたが、その後の調べで、食事制限することで赤ちゃんのアトピーは良くならなかったらしいです。しかも赤ちゃんの成長を阻害するので除去食はやめたほうが良いそうです。

間違いなく食べ物が原因の人が多いと思います。特に戦後日本に普及した欧米の料理です。

砂糖、小麦粉、油を筆頭に品種改良を繰り返したものや化学物質、添加物で体内は排毒するのにてんやわんやです。その中でアトピーが増えるのは必然です。

(4)吸入アレルゲン
ダニやホコリ、花粉、ペットの毛などの環境アレルゲンを指します。

私は、犬猫がアレルギーで、犬猫を触った手で掻くとアトピーがひどくなります。

布団はしっかり日干しが必要ですね。ダニが発生しないよう清潔に保つ必要があります。ぬいぐるみも要注意です。

牧場育ちの人は、そこで飼っている家畜からいろいろな菌をもらってアレルギーにならないというデータもありますし、衛生仮説でキレイすぎるのも良くないので、アレルギーがなければ、家畜飼ってもいいかもしれません。放牧できるくらい家が広い人限定ですが....。

(5)発汗
汗の分泌障害(欠汗)、
皮膚に残った汗と
残った汗による高温高湿環境
の3つは、アトピーを悪化させます。発汗はアトピーを良い方向にも悪い方向にも導きます。汗には体温調節という重要な機能もあります。

なので、汗の基本を知り、個々のライフスタイルに合わせて発汗指導をするようです。
【汗の主要な構成要素と役割】

電解質(塩化ナトリウム、カリウム等) :塩分

重炭酸ナトリウム :重曹

尿素、乳酸 :保湿を司る物質

ピルビン酸 :?

抗菌ペプチド :病原体から体を守る

プロテアーゼ :生体防御

プロテアーゼ阻害物質 :抗原失活

これらの役割は、発汗後の時間経過でなくなっていきます。気化できず、残った汗でアトピーが悪化することもあります。

また残った汗による高温高湿環境は、汗孔を塞ぎ、汗がかけなくなります。

汗を残さないためにも、通気性がよく吸湿性の低い肌着を着用し、かいた後の汗は放置せず、シャワー浴、水で洗い流す、おしぼりで拭く、濡れた衣類を着替えるなどを推奨しています。

アトピーの人の中にも汗をかける人と汗をかけていない(乏汗)人がいます。発汗の有無を判断する上で、視診、触診は有効です。

乾燥肌、紅潮、熱感(ほてり)は乏汗の兆候かもしれません。

皮膚炎、ヒスタミン、不安を感じやすい性格気質は発汗低下の要因となります。

発汗を避ける必要はなく、むしろ発汗後の汗対策指導を重視しています。

私も同意見で、汗はどんどんかくべきです。残った汗に悪い作用があることは知りませんでした。そこは気をつけて洗い流したいです。

(6)細菌、真菌
アトピーでは黄色ブドウ球菌が多いことが古くから知られています。それがアトピーを悪くすると考えられ、ポピドンヨード液、次亜塩素酸(ブリーチバス療法)などによる治療が行われてきました。

アトピーの子供の皮膚で、アトピーが悪化したとき、細菌叢の多様性が低下して黄色ブドウ球菌が増えるそうです。

動物実験では、抗菌治療で細菌叢を正常に保持すると皮膚炎の発症を抑制できることが示されているようです。しかし、まだまだ研究が必要とのことです。

アトピーの真菌による関与はまだわからない部分があるようでが、

カンジダやマラセチアに対するIgE 抗体のアレルギー検査やプリックテストの結果から,アトピーの重症化に関わっている可能性が示唆されているようです。

プリックテストとは、アレルゲンの液を皮膚に落として軽く引っ掻く検査らしいです。初めて知りました。

文章の印象から、細菌や真菌がアトピーの原因である人はごく少ないようです。しかし、アトピーの人は皮膚が弱くなっているので感染症にかかりやすいのは間違いないのでその点は注意すべきと思います。

(7)ストレス
ストレスによってアトピーが悪化することは経験的によく知られている事実のようです。

試験前の緊張や睡眠不足でもアトピーは悪化します。また,風邪を引いて体調が悪化したときや汗をかいて放置したときにも悪化します。

生活習慣の工夫やストレス解消の方法確立など、ストレスマネージメントがとても重要です。

(8)習慣的掻破
 子どもの搔破行動を止めようとする親の行動や兄弟葛藤がある場合は、ライバルから親の愛情や注目を引き出す有力な手段となり習慣化しやすいです。

重症患者では、不安や治療への絶望感などにより搔破行動を起こし、習慣化することもあるようです。

習慣化するとやめることがとても大変です。今一度いつも同じタイミングで掻いていないか振り返ることをオススメします。掻けば悪化しますし、人生の貴重な時間も
費やしているので考える余地はあります。

今回は原因対策について書かれた部分について私が気になったところを私の経験を少し加えて書きました。いろいろな原因があってとても興味深いことが多々あり参考になりました。

ガイドラインの構成として最初に原因を書くべきではと感じました。原因があって対策であり、問題提起して対策でありますので最初にここを読めるようにしてほしいです。

この記事を読んで頂くのをきっかけに生活が良くなることを願います。

次回は合併症についてです。

どなたかの参考になれば幸いです。