こんにちは。
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018を読んで記事としてご紹介したいと思います。このガイドラインは全部で72ページあります。
世の中に提供されている信頼性の高い情報をしっかり理解し、自身のアトピーへの対応力を高め、症状をコントロールし、豊かな人生にすることが大きな目標です。
決して医者の言うことだけを聞いておけばいいと言っているのではなく、アレルギー体質は一生続くものなので自分で勉強していくことが最重要です。
46~72ページは、数百に及ぶ参考文献の目次とガイドライン本文では示しきれなかった内容も含めた医師に対するQ&A26個が書かれています。これまで紹介しました内容と重複しますので割愛いたします。
これまでの10記事についてリンクと一口メモをまとめます。
①アトピーの定義と原因
blog.popaiman.orgざっくりと、アトピーは色々な原因が書いてあります。かゆみが発生する過程も簡単に書かれています。
②アトピーの発症割合とその後の経過
blog.popaiman.org日本や海外での統計データを論じています。小さいときに15%の人がアトピーと診断され、小中学校に上がるまでに80%は治るというデータがあるのは面白いです。
③各年齢層における発疹部位の特徴と重症度をどう判断するか
blog.popaiman.org乳児、幼児など年齢層で身体のどの部位にどんな感じでかゆみや症状が出るかがわかります。
④治療の目標と治療方法、ステロイド外用薬
blog.popaiman.orgアトピーは日常生活を送るのが目標で、色々な治療方法があります。一つ目がステロイドの塗り薬で効果てきめんです。個人的に、楽をしたいという理由でステロイドを使うのはオススメはしません。
⑤タクロリムス軟膏
blog.popaiman.org2つ目の治療方法がタクロリムス軟膏です。ある作用機序を阻害するような物質が入っています。
⑥抗ヒスタミン剤、シクロスポリン、漢方薬
blog.popaiman.org3,4,5つ目の治療方法です。
⑦スキンケア
blog.popaiman.org汗や皮脂汚れを取ること、乾燥防止することはアトピーにとってとても重要なので色々書かれていました。
⑧原因探しと対策
blog.popaiman.org原因が色々あるので、色々な方法で原因を探し、それぞれの原因に対して対策を講じます。
⑨合併症
blog.popaiman.orgアトピーによって他の病気を発病するそうです。いろいろな合併症が紹介されていました。
⑩プロバイオティクス(腸内環境)と民間療法
blog.popaiman.org腸内環境とアトピーの関係性は深いことが徐々に明らかになってきました。民間療法についても消極的に取り上げられていました。
以上がガイドラインの紹介でした。一つの文書を読むのに数カ月かかってしまいましたが、色々理解することができてとても良かったです。
今後もこういった公的文書を理解し、アトピーなどのアレルギーに関する知見を広げて、アレルギーをうまくコントロールし、より豊かな人生を送る人が増えればと切に願っております。
どなたかの参考になれば幸いです。